夏の紫外線対策:日焼け止めの選び方
紫外線の種類と肌への影響
- UVA:波長が長く、肌の奥まで届き、シワやたるみの原因になる。曇りの日や窓越しでも届く。
- UVB:波長が短く、肌表面に強い影響を与え、赤みや炎症、シミの原因になる。夏の午前10時~午後2時がピーク。
SPFとPAの意味
- SPF:UVBを防ぐ効果。数値が高いほど炎症や赤みを防ぐ力が強い。
- PA:UVAを防ぐ効果。「+」の数が多いほどシワやたるみを防ぐ力が強い。
シーン別おすすめの選び方
- 日常生活(通勤・買い物など) → SPF25~35、PA++程度。軽めで肌に負担が少ないものがおすすめ。
- 屋外レジャー(海・山・スポーツなど) → SPF50+、PA++++。汗や水に強いウォータープルーフタイプが安心。
- 室内や曇りの日 → SPF20前後、PA++程度。UVA対策を意識して選ぶ。
成分の違い
- 紫外線吸収剤(ケミカルUV):透明で使いやすいが、敏感肌には刺激になることもある。
- 紫外線散乱剤(フィジカルUV):肌表面で反射して防御。白浮きしやすいが敏感肌に優しい。
正しい使い方のポイント
- 2~3時間ごとに塗り直すことが大切。
- 顔全体でパール粒2個分程度の量が目安。
- 専用クレンジングが必要なタイプもあるので、落とすときは丁寧に。
まとめ
夏の紫外線は肌に大きなダメージを与えます。SPFとPAを理解し、生活シーンに合わせて日焼け止めを選ぶことが大切です。さらに、正しい塗り方と塗り直しを心がけることで、シミやシワの予防につながります。
坂戸皮ふ科では、肌質に合わせた日焼け止めの選び方や紫外線対策のご相談も承っています。お気軽にご相談ください。