帯状疱疹とは
帯状疱疹は、水ぼうそうの原因となる「水痘・帯状疱疹ウイルス」が再び活動を始めることで発症する病気です。50歳を過ぎると発症リスクが高まり、80歳までに約3人に1人が経験するといわれています。皮膚の発疹と強い痛みが特徴で、治った後も痛みが長く続く「帯状疱疹後神経痛(PHN)」が問題となります。
ワクチンの種類
現在、日本で接種できる帯状疱疹ワクチンは大きく2種類あります。
- 生ワクチン(ビケン®):1回の皮下注射で接種します。免疫が低下している方は接種できませんが、一定の予防効果があります。
- 不活化ワクチン(シングリックス®):2回(2か月間隔)の筋肉注射で接種します。免疫不全の方も接種可能で、予防効果は90%以上と高いとされています。
定期接種制度について
2025年4月から、65歳以上の方を対象に定期接種が始まりました。自治体によっては費用の助成制度があり、自己負担が軽減される場合があります。詳しくはお住まいの自治体にご確認ください。
副反応について
接種部位の痛みや腫れ、発熱などが報告されていますが、多くは軽度で数日以内に改善します。強い副反応は稀ですが、接種前に医師と相談することが大切です。
接種をおすすめしたい方
- 50歳以上の方
- 免疫力が低下している方(糖尿病、がん治療中など)
- 帯状疱疹の強い痛みや後遺症を予防したい方
ワクチン接種をご希望の方へ
帯状疱疹ワクチンをご希望の方は、受付までお気軽にお声がけください。スタッフがご案内いたします。